河井 裕一朗です。
このブログを更新するのも約1年ぶりで、普段はこちら(http://laboknitcap.blogspot.jp/)で制作の森さんや脇田さんによって劇団305号室の風景が綴られておりましたが、せっかくなので最後に更新しようと思います。
さて、劇団305号室は2014年10月18、19日に行われた、
劇団305号室 第三回公演「演人伝」の終演をもって解散致しました。
三年間、私達の公演にご来場くださったお客様に、まず感謝の意を表します。
皆様、ありがとうございました。
私達はこの公演をもって解散し、それぞれ違った明日へ進みます。
演劇を続ける者、辞める者、色々おりますが、私達が3年間この企画を継続して続けられたのも、
お客様が観に来ていただけたからだと思っております。
私達をみて演劇をやってみたいなっと思われた方がいましたら、私達は幸いです。
ときには振り返ることも必要だと思いますので、
過去の公演をここで振り返ってみたいと思います。
第一回公演「凡人伝」
まずは、第一回公演です。
自分はこの公演のときにはまだ劇団員ではなかったため、詳しいことはお伝えできないのですが、
三年間、劇団305号室を支えてくれた、下さん栂原さんが中心を務めた公演です。
加藤和彦のもとに手紙が届いた。
差出人の名前も住所もない水色の手紙。
忘れていた過去。
立ちはだかる現在。
そして薄れゆく未来。
凡人、加藤和彦の最後のもがき!
二期生 中間発表「乗り物五景+アサリ+思い出ちらし」
劇団305号室初めての中間発表。
本公演を迎える前に、本番の緊張を体験するため行った発表でした。
この中間発表では、初めて人前にたってお芝居をする方が多く、
ミスもありましたが、終わってみればいい経験です。
第二回公演「才女伝」
創作の才能はあるが容姿はいまいちな妹と、平凡であるが容姿端麗な姉。
そしてこの姉妹をたぶらかす編集者。
一期とは打って変わって、稽古場も女性ばかりで、ぼくと下さんは肩身が狭かったのを覚えています。女性ってすごいですね・・・。でもとても楽しかったですよ。
そして、一期から継続して続けられた栂原さんの存在も印象的でした。
三期生 中間発表「蜜柑」
劇団305号室が三期に入って最初に行った中間発表。
当劇団史上はじめての一人芝居。
身内の前だけで発表したものでしたので、
公に宣伝をしていたわけではありませんでしたが、
これもいい経験でした。
そして、この中間発表をもって制作の森陽平さんが辞めることになり、
悲しいお別れもありましたが、私たちはどこかで繋がっていると信じてますので、
笑顔で送り出したのがいい思い出です。
三期生 中間発表第2弾「月と国境×大ジャンプ主義」
なんと三期は中間発表を二度も行うほどパワフルな集団になり、
制作が脇田さんに変わってからのはじめての発表で、脇田さんにとっても新鮮だったと思います。
それぞれがそれぞれ抱える問題と真摯に向き合いながら、
みんなで支え合いがんばりました。
第三回公演「演人伝」
最後は言わずもがな、つい先日終演した「演人伝」です。
一期二期と残ったメンバーにプラスして、
またも魅力的な方が参加され素敵な公演に仕上がったと思います。
みんなマイペース過ぎなくらいにマイペースで、
ある意味では最後まで余裕を持っていた人が多かったかもしれませんね。
人生の先輩方、尊敬します。
本番でもみんな怖気つくことなく堂々と人前で自分達を演じ、客席から笑いと感動を生みました。
そしてなんと、
最後のステージ前の気合い入れを二期から参加の山岡さんがこっそりとっておりました。
私達はこれで解散いたしますが、
これまでご来場いただいたお客様。
いままで劇団305号室に関わってくださった関係者様。
最後までありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
一期生
二期生
三期生